米俳優アレック・ボールドウィンさんを過失致死で訴追へ 撮影現場での誤射巡り
(CNN) 米検察は19日、映画「ラスト」の撮影現場で小道具の銃が発射され撮影監督が死亡した件で、主演兼プロデューサーの俳優アレック・ボールドウィンさんを過失致死容疑で刑事訴追する方針を明らかにした。
ボールドウィンさんは2021年10月、撮影現場で銃を発射。撮影監督のハリーナ・ハッチンズさんが死亡したほか、監督のジョエル・ソウザさんが負傷する結果となった。ニューメキシコ州の地区検事長は19日午前の声明で、ボールドウィンさんと武器の管理を担当していたハンナ・グティエレスリードさんをハッチンズさんの死亡に対する過失致死容疑で訴追することになると発表した。
訴因は過失致死に関する2件で、判事らは2人が有罪かどうかだけでなく、2件のうちどちらの法的定義に基づいて有罪なのかも決定する。
いずれの場合も有罪になれば最高で禁錮1年6カ月、罰金5000ドルを科される可能性がある。地区検事長が明らかにした。
ただ一方の法的定義を適用する場合、銃器の使用に関する強制的刑罰が加わって刑期が5年になる可能性もある。
地区検事長によれば、ジョエル・ソウザさんの負傷に対する訴追は行われない見通し。
CNNはボールドウィンさんとグティエレスリードさんにコメントを求めた。