ラグビー競技場に雄牛が乱入、選手逃げ惑い大混乱 フランス
(CNN) フランス・ペルピニャンで行われたラグビーリーグの試合で、パレードに使われた雄牛が脱走してフィールドに乱入し、選手たちが混乱状態に陥って逃げ惑う騒ぎがあった。
ペルピニャンのジルベール・ブルテュー競技場で5日に行われたカタラン・ドラゴンズとセントヘレンズの対戦。試合開始前に1頭の雄牛がハンドラーを振りほどいて地面に引きずり倒し、そのままフィールドを駆け回った。その様子はテレビカメラがとらえていた。
フィールドに散らばっていた選手たちはボールを取り落として牛から逃げ回り、中にはフェンスを乗り越えて観客席に飛び込む選手もいた。
およそ30秒後、牛は自分からフィールド脇にいたハンドラーの元に戻った。
この日のパレードは、地元の畜産業に敬意を表して賞を受賞した牛を観客に紹介し、カタラン・ドラゴンズのオーナーが経営する食肉会社を宣伝する目的で計画された。
ハプニングはあったものの、試合は無事に行われ、ドラゴンズが24対12でセントヘレンズに勝利した。