マリリン・モンローが晩年過ごした家、取り壊し一時中断 米ロサンゼルス
(CNN) 米国の映画スターでポップカルチャーのアイコンとしても知られるマリリン・モンローが晩年を過ごした米カリフォルニア州ロサンゼルスの家屋に対して取り壊しの動きが出ていた件で、家屋を市の歴史文化記念物に指定することを求める動議が市議から出されたことを受けて、取り壊しが一時中断されたことがわかった。
トレーシー・パーク議員によれば、家屋は7月に売却され、新しい家主が取り壊しの申請を行い、当局がこれを承認していた。パーク議員の選挙区には家屋があるブレントウッドが含まれる。
6日に取り壊しが近づいているとの観測が流れると、パーク議員の事務所に対し、家屋を救うよう求める電話が殺到したという。
市議会は8日、家屋を歴史的な建造物に指定する手続きを開始するというパーク議員からの緊急動議を全会一致で承認した。
パーク議員によれば、市当局が家屋に対する調査分析を行うまで取り壊し作業は保留される。
この家屋は1929年に建設され、現在の価格は約800万ドル(約11億8000万円)。モンローは62年、睡眠薬の過剰摂取により、36歳で死亡した。今回の家屋には死亡する前の数カ月間だけ暮らしていた。