ドーピング違反のワリエワに資格停止処分、北京「金」は米国に

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ロシアのカミラ・ワリエワ選手に、ドーピング違反で4年間の資格停止処分が言い渡された/Sefa Karacan/Anadolu/Getty Images

ロシアのカミラ・ワリエワ選手に、ドーピング違反で4年間の資格停止処分が言い渡された/Sefa Karacan/Anadolu/Getty Images

(CNN) 2022年北京冬季オリンピック(五輪)のフィギュアスケート団体でロシア・オリンピック委員会(ROC)を優勝に導いたカミラ・ワリエワ選手(17)が29日、ドーピング違反で21年末から4年間の資格停止処分を言い渡された。北京で2位だった米国が金メダル、3位だった日本が銀メダルに繰り上がる。

当時15歳だったワリエワ選手は、五輪前に受けていたドーピング検査で陽性の結果が判明した。競技後のメダル授与は保留されていた。

スポーツ仲裁裁判所(CAS)が発表した処分は、検体が採取された21年12月25日にさかのぼり、それ以降の競技成績がすべて取り消される。

米オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)のハーシュランド最高経営責任者(CEO)は29日夜の声明で、この日に国際オリンピック委員会(IOC)から金メダル授与の知らせがあったことを確認。代表チームの選手らに祝いの言葉を送った。

IOCは後日、米国と日本、さらに4位から3位に繰り上がるカナダへのメダル授与式を開催する方針を示した。

CASは29日、ワリエワ選手の処分は最終決定で強制力があるとしたうえで、当事者は限られた理由に基づく場合のみ、30日以内にスイスの連邦最高裁判所に上訴できると述べた。

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