テニスのナダル選手、マドリードOPに別れ 4回戦で敗退
(CNN) 今季限りで引退の意向を示している男子テニス元世界ランク1位のラファエル・ナダル選手が30日、母国スペインでのマドリード・オープンの男子シングルス4回戦で敗退し、大会に別れを告げた。
ナダル選手は過去のマドリード・オープンで5回の優勝を果たしている。今大会前は不調を抱えながらも、必ずもう一度出場したいと話していた。
3回戦までは予想外の快進撃を続けたものの、4回戦ではチェコのイジー・レヘチカ選手に5―7、4―6のストレートで敗れた。
試合後の記者会見で「きょうは感慨深い日。マドリードに別れを告げるという、忘れられない日だ」「これまでに一番たくさんの愛と応援を受け取った場所だ」と語った。
会場にはナダル選手が優勝した年の写真を配した横断幕が掲げられた。家族が応援席で涙を流す一方で、本人はファンからの応援を「永遠に忘れない」と、感謝の言葉を述べた。
記者会見で語ったところによると、この後さらに来週始まるイタリア国際、26日からの全仏オープンに出場する予定。
マドリード・オープンでの1週間には3勝を挙げ、ハイレベルな4試合を戦うことができたと振り返り、「母国でプレーするのは楽しい。あらゆる意味で、とても前向きなエネルギーをもらった」と話した。