ウィキリークス、新たに19カ国に元CIA職員の亡命申請
(CNN) 米国家安全保障局(NSA)の監視活動を暴露した米中央情報局(CIA)元職員のエドワード・スノーデン容疑者の亡命を巡り、内部告発サイト「ウィキリークス」は2日までに、同容疑者の代理人として新たに19カ国に亡命申請を行ったと発表した。
ウィキリークスによると、新たな申請国はオーストリア、ボリビア、ブラジル、中国、キューバ、フィンランド、フランス、ドイツ、インド、イタリア、アイルランド、オランダ、ニカラグア、ノルウェー、ポーランド、ロシア、スペイン、スイス、ベネズエラ。同氏はこれまでにエクアドルとアイスランドに亡命申請をしている。
ロシア国営RIAノーボスチ通信は1日、米国家安全保障局(NSA)の監視活動を暴露した米中央情報局(CIA)元職員のエドワード・スノーデン容疑者がロシアに亡命を申請したと伝えていた。
スノーデン容疑者は滞在先の香港からロシアへ渡り、現在モスクワ・シェレメチェボ国際空港の乗り継ぎエリアにとどまっている。RIAノーボスチ通信が空港内の外務省領事部当局者の話として報じたところによると、同容疑者は1日夜、支援者の英国人女性を通し、同領事部に政治亡命を求める書類を提出したという。
一方でロシアのインタファクス通信は、ロシア移民当局トップの話として「亡命申請は出ていない」と伝えるなど、情報が錯綜している。