フェイスブック、「不快ページ」への広告掲載を中止
(CNN) 米交流サイト大手のフェイスブックは、今月1日以降、アダルトなどのコンテンツを含んだページに広告が掲載されないようにする措置を取ると発表した。
広告非表示の対象となるのは、フェイスブックの規定違反には該当しないものの、不快に感じるユーザーが多いアダルトや暴力といったグレーゾーンのコンテンツが掲載されたページ。
同社はこの目的について、「フェイスブック上で共有の自由を保ちながら、特定のコンテンツからユーザーやブランドを守ることにある」と説明している。
フェイスブックには今年5月、女性に対する暴力を助長したり軽視するような内容のページがあるとして、女性団体から苦情が寄せられていた。
女性団体が広告主にも訴えかけた結果、日産自動車の英国法人など複数の企業がフェイスブックへの広告出稿を停止すると表明。フェイスブックはこれを受けて、憎悪表現を排除する取り組みを強化すると表明していた。
同社によると、変更前は企業が出稿した広告が例えばアダルトグッズ販売ページに掲載される可能性もあったが、今回の措置により、アダルトや暴力などのコンテンツを含むページには広告が掲載されなくなるという。