米NSA、ブラジルとメキシコの大統領を監視か
この報道を受けてメキシコ外務省は、「国際法に違反したメキシコ市民に対するいかなるスパイ活動も拒絶し、断固非難する」との声明を発表。ブラジルのフィゲイレド外相も「ブラジルに対する主権侵害であり、容認できない」と非難した。
ブラジルのカルドゾ法相はCBNラジオに対し、「もし確認されれば、事態は極めて深刻だ。一国に対する主権侵害を黙認するわけにはいかない」「主権を侵害された国は行動を起こし、国際法を使って事態を正さなければならない」「それがブラジルのやろうとしていることだ」と語った。
メキシコの議員らは、報道の内容はまだ確認されたわけではないとしながらも、米政府に説明を要求すると表明した。
ブラジルのルセフ大統領は10月に米国を訪問し、首都ワシントンでオバマ米大統領と会談する予定だ。オバマ大統領は5月のメキシコ訪問で、両国関係の重要性を強調していた。