情報暴露のスノーデン容疑者、ロシアで就職
モスクワ(CNN) 米国家安全保障局(NSA)の情報収集活動を暴露してロシアに亡命した米国人エドワード・スノーデン容疑者(30)が、ロシアで就職することになった。弁護士が31日に明らかにした。
RIAノーボスチ通信などによると、スノーデン容疑者は1日から、ロシアの大手ウェブサイトのメンテナンスを担当する。弁護士は安全上の理由から、勤務先の社名は明らかにしていない。
スノーデン容疑者は、米政府のIT業務委託先に勤務していた当時、NSAが国内外で行っていた電話やインターネット監視活動に関する情報を収集し、メディアを通じて暴露した。
米国での訴追を見越して5月に香港に逃れ、6月23日にモスクワ入りして5週間あまり空港で足止めされた後、ロシアへの1年間の亡命が認められた。
米当局はスパイなどの容疑で同容疑者を訴追している。