絵文字の肌の色が多様化、黒人や白人も
ニューヨーク(CNNMoney) 絵文字などコンピュータで使われる文字コード規格「ユニコード」を開発している団体が、来年登場する次期バージョンでは多様な肌の色の絵文字を選べるようになると発表した。
ユニコードの絵文字の肌の色は現在黄色のみ。しかし2015年6月に登場予定の「ユニコード8.0」では、白から茶色、黒まで新たに5種類の肌の色が加わる。
同団体は「世界中の人たちが、特に肌の色に関して人の多様性を反映した絵文字を望んでいる」と指摘していた。
絵文字は日本で1999年に携帯電話用に開発され、元々は人種に対して中立的な灰色に近い色だった。その後日本の携帯大手各社がより明るい色を採用するようになり、多くの企業がそれにならった。
ユニコード8.0で登場する6種類の肌の色は、皮膚科学分野の標準とされる「フィッツパトリック分類」に基づいている。