ツイッター、嫌がらせ投稿の表示抑制へ 新たな暴言対策発表
香港(CNNMoney) 米ソーシャルメディアのツイッターは7日、誹謗(ひぼう)中傷や暴言の投稿を締め出すための新たな対策を発表した。ネットを使った嫌がらせの温床になっているという評判の払拭(ふっしょく)を狙う。
同社はブログの中で、新たな対策として嫌がらせの常習者による新規アカウント開設の防止、「セーフサーチ」の新機能導入、嫌がらせの投稿や「質の低い」投稿を表示されにくくする措置の導入について説明した。
常習者対策では、恒久的に除名されたユーザーを特定し、そうしたユーザーによる新規アカウントの開設を防ぐことに努めていると説明。これによって「他人に対するいじめや嫌がらせのみを目的に開設されたアカウント」の排除を目指す。ツイッターは長年、この問題に悩まされ続けていた。
セーフサーチの新機能では、嫌がらせの投稿や、ブロックされたアカウントからの投稿が検索結果に表示されないようにする。そうした投稿は見たいと思えば引き続き見られるものの、「検索結果がそうした投稿であふれかえることはもうなくなる」としている。
嫌がらせと思われる返信投稿や、重複する投稿あるいは自動的に発信されたと思われる投稿は、表示を抑制する。
ただし言論の自由を尊重する立場から、そうした投稿の削除や禁止までは踏み込まず、引き続き「どんな話題でも全方面から見ることができる」と強調している。