iPhoneに「8」と「8プラス」が登場 「Watch」の新モデルも
サンフランシスコ(CNNMoney) 米アップルは12日、カリフォルニア州クパティーノの新社屋で発表会を開き、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の新製品「8」と大型の「8プラス」を発表した。
アップルはiPhoneの登場から10年を記念する新モデル「iPhone X(テン)」も披露している。
「8」は従来の「7」と似た外観で、画面サイズは「8」が4.7インチ、「8プラス」は5.5インチ。処理速度やカメラ機能を向上させ、撮影後に照明効果を変更できる新モードも加わった。OS更新版の「iOS11」には、拡張現実(AR)などの新機能が加わる。
無線充電は「8」でも利用できる。アップルは、近い将来、世界各地のカフェや店舗、空港など公共の場でiPhoneを充電できるようになると見込んでいる。
「8」のフレームはアルミ製。色はシルバー、ブラック、ゴールドの3色を売り出す。米国での販売価格は「8」が699ドルから、「8プラス」は799ドルから。
クックCEOが「世界のベストセラー」と位置付けるApple Watchは、携帯電話回線に接続できる新モデル「Series 3」が登場。
iPhoneが近くになくても電話に出たり、メッセージを受診したり、パーソナルアシスタントの「Siri(シリ)」を使ったりできる。10月からは、携帯電話回線経由で無線イヤホンの「AirPods」に音楽をストリーミング配信することも可能になる。
年内には、心臓発作を引き起こす心房細動の兆候をとらえるプログラムの立ち上げも予定している。