買う?、買わない? 1000ドルの新しいiPhone
ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルが12日に開く発表会で発表が期待される次期「iPhone(アイフォーン)」の値段は、約1000ドル(約11万円)になるとうわさされている。
通称「iPhone X」と呼ばれる次期iPhoneは、端末表面のほぼ全面を覆うディスプレー、顔認識、3Dカメラなどの新機能が搭載される見通し。
それでも1台のiPhoneにこれほどの高額を出費する消費者はいるのだろうか。
アップル共同創業者のスティーブ・ウォズニアック氏は言う。「アップルは、一種のステータスのために出費を惜しまない購入者層を育ててきた」「技術通でさえ、最新のiPhoneを見せびらかしたいと思っている」
iPhone Xは3年ぶりにデザインが刷新され、「iPhone 6」とはかなり違った外観になると予想される。
ただ、新しいiPhoneのために多額を出費してくれるファンばかりとは限らない。10年前にアップルが初のiPhoneを発表した当時、599ドルという値段は衝撃的だった。結局アップルは200ドルの値下げを余儀なくされ、購入済の消費者にはクーポンを提供した。
現在のiPhoneの価格は平均で605ドル。容量256ギガバイトの「iPhone 7 Plus」は969ドルになる。つまり、1000ドル前後の出費をいとわない層は既に存在している。
アップルに詳しいアナリストのジーン・マンスター氏は、アップルファンの30~40%は1000ドル以上を支払ってでも新しいiPhoneを購入したいと思うだろうと予測する。