スマホメーカーが熱視線、潜在顧客10億人か インド
カウンターポイント・リサーチのアナリストによれば、スマートフォン市場の成長という意味では、インドは最高の市場だという。3億人以上が2Gの通信回線を利用しており、これらのユーザーが最終的にはスマホを利用するようになる可能性があるからだ。
カウンターポイント・リサーチの調査によれば、インドの携帯端末利用者の3人に2人は今後1年間で携帯電話のアップグレードを考えているという。これは、人口にすると約4億3300万人に達する。
インドでは、いまだに約9億人がインターネットを利用できていない。
インドの人口の66%超がインターネットへのアクセスがなく、今後10年で何億人もの人々が携帯端末を通じてインターネットにアクセスするようになるとみられている。
カウンターポイント・リサーチのアナリストによれば、携帯端末はすでにインターネットにアクセスするための主要な手段となっている。
最近まで、携帯端末を経由してのインターネットへの接続は非常に高額だった。
だが、インドの富豪ムケシュ・アンバニ氏が1年前に、同氏が展開するリライアンス・ジオの4G回線への接続について新規ユーザーは最初の6カ月間を無料としたことなどにより、価格競争が始まった。こうした状況を受け、インドは世界でもデータ通信料が安い国となった。