アマゾンの第2本社誘致、238カ所が名乗り
ニューヨーク(CNNMoney) 米通販大手アマゾンは23日、北米地域に第2本社を構えるとの意向を示したことに対し、238カ所から誘致を受けたと明らかにした。米国やカナダの各都市や、米自治領プエルトリコからも応募があったという。
アマゾンは現在、ワシントン州シアトルに本社を構える。同社が9月に北米に第2本社を構える計画を明らかにしたことで、各地で誘致合戦が始まった。アマゾンによれば、建設などに伴う投資額は50億ドル(約5600億円)以上で、最大5万人規模の雇用が生まれる見通しだという。
アマゾンによれば、第2本社はシアトル本社と「同等」となる見込み。
第2本社誘致には各市が参戦。アリゾナ州ツーソンはジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)にサボテンを贈呈。ニューヨーク市は観光名所であるエンパイアステートビルを「アマゾン・オレンジ」にライトアップした。
アマゾンの試算によれば、シアトルでの2010年から16年までの投資によって、市の経済活動に380億ドル規模の波及効果があったという。
第2本社の申し込みについては先週締め切りを迎えていた。