米フェイスブック、広告の透明性高める新方針を発表
ロサンゼルス(CNNMoney) 交流サイト大手の米フェイスブックは30日までに、表示する広告について、透明性を高める新しい方針を明らかにした。広告主に対しては、身元確認を求めるという。フェイスブックなどソーシャルメディアの広告をめぐっては、ロシアが昨年の米大統領選に介入するためSNSを利用したとの疑惑が出ている。
フェイスブックの利用者は今後、広告について、広告主が誰なのかや、誰が資金提供を行っているのかといった情報を見ることができるようになるという。
こうした取り組みは11月にカナダで試験運用を行い、米国では来夏にも中間選挙前に導入される見通し。
ツイッターも先ごろ、全ての政治広告についてラベルをはるなどの透明性を高める方策を明らかにしていた。
フェイスブックとツイッター、グーグルは今週、上下両院の公聴会に出席し、ロシアの介入疑惑について証言する。3社はいずれもロシアの関連企業の広告を販売していたことを認めている。