米クアルコム、従業員1500人超を削減へ
サンフランシスコ(CNNMoney) 米半導体大手のクアルコムは20日までに、本社のあるカリフォルニア州全域で1500人以上の雇用を削減する方針を発表した。このほか人数は明らかにしていないものの、米国内の他地域や国外でも人員削減に踏み切るとしている。
今回行う従業員の解雇は今年1月に発表した10億ドル規模のコスト削減計画の一環で、同社広報担当者はフルタイムとパートタイムの従業員の両方が対象になると説明した。
カリフォルニア州の雇用当局に提出された文書によれば、サンノゼで289人、サンディエゴで1231人を解雇する計画だ。
クアルコムは現在の従業員数やカリフォルニア州以外で何人を解雇するかについては明言していない。同社ウェブサイトに掲載されていた昨年9月時点での従業員数は全世界で3万3800人だった。
クアルコムの半導体技術は、スマートフォンメーカー各社の間で広く利用されている。しかし米政府は今週、クアルコムの主要顧客である中国通信機器大手の中興通訊 (ZTE)に対し、米企業からの製品輸入を7年間禁じる措置を発表していた。