3歳児がiPadに誤ったパスワード入力、2067年まで「使用不能」に
(CNN) 3歳の息子が父の「iPad」で誤ったパスワードを何度も入力したために、48年先までそのiPadが使えない状態になった――。米誌ニューヨーカーのライターでブルッキングス研究所フェローのエバン・オソノスさんが、そんなハプニングに見舞われた。
オソノスさんはツイッターに、「うそみたいな話だが、私たちのiPadで3歳児が(繰り返し)ロックを解除しようとした」と書き込んだ。投稿に添えられた写真のiPadには、「25,536,442分後にやり直してください」と表示されていた。
Uh, this looks fake but, alas, it’s our iPad today after 3-year-old tried (repeatedly) to unlock. Ideas? pic.twitter.com/5i7ZBxx9rW
— Evan Osnos (@eosnos) 2019年4月6日
つまりオソノスさんのiPadは、48年後の2067年まで使えない計算になる。老人ホームでのひまつぶしにはちょうどいいかもしれない。
iPadがロックされるのは米アップルの端末に搭載されたセキュリティー対策機能で、パスワードを何度も続けて間違えると使用できなくなる。パスワードを間違えた回数が多いほど、ロックされる時間が長くなる。
オソノスさんのフォロワーからは、たくさんの助言が寄せられた。その内容は、「最初にiTunesと同期したコンピューターに接続して同期すれば大丈夫」といった現実的なアドバイスから、「タイムトラベルが一番」といった冗談まで多岐にわたる。中には3歳の息子の「再起動」を提案するコメントもあった。
アップルによると、こうしたiPadを再び使うためには復元の操作を行う必要がある(ただしiPad上のデータは消去され、バックアップを取っていなければ復旧できない)。
オスノスさんは8日のニューヨーク・デイリー・ニューズ紙に「昨日から数百分経ったけれど、まだあと2500万分残っている」とコメントした。
しかしその後のツイッターで、どうやら復元できそうだと報告している。
Update on toddler-iPad-lock-out: Got it into DFU mode (don’t hold down the sleep/power button too long or you end up in recovery). Now restoring. Thanks to those who shared advice!
— Evan Osnos (@eosnos) 2019年4月9日