米フェイスブック、今年に入り54億件の偽アカウントを削除
ワシントンDC(CNN Business) インターネットの交流サイト大手、米フェイスブックは13日、今年に入って削除した偽アカウントの件数は54億件に上ったと明らかにした。それでも、数百万件の偽アカウントが依然として存在しているとみられるという。
フェイスブックは2018年に削除した偽アカウントは約33億件だった。
フェイスブックによれば、アカウント作成時に偽アカウントを検出するよう対処しているものの、月間アクティブユーザー数約25億人のうち最大5%が偽アカウントだという。
2020年には大統領選や国勢調査も控えているが、今回の発表はフェイスブックが直面する課題の大きさを浮き彫りにした。専門家らは、2016年の大統領選に対する介入を受けて、偽のコンテンツや誤解を与えるコンテンツが大量に投稿されることに備えている。
フェイスブックのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、削除された大量の偽アカウントについて、同社がこの問題についてどれだけ真剣に取り組んでいるかの証左だと述べ、他のSNS各社も同様の情報開示を行うよう呼び掛けた。