トランプ氏、ティックトック問題で「数日内に行動」 米国務長官
(CNN) ポンペオ米国務長官は2日、中国企業傘下の動画アプリ「TikTok(ティックトック)」について、トランプ米大統領が「数日内に行動をとるだろう」との見通しを明らかにした。FOXニュースの番組で語った。
トランプ氏は先ごろ、ティックトックの米国での運営を大統領令などを通じて禁止する考えを明らかにしていた。ただし、そうした指示がどのようなものになるのかや、どのような法的な異議申し立てに直面するかといった点は明らかになっていない。トランプ氏の発言についてはアプリのユーザーから懸念の声が上がっている。
ポンペオ長官はFOXニュースの番組で、ティックトックなどの中国製のアプリは米国の安全保障や米国人のプライバシーにとって問題だとの認識を示した。
ポンペオ長官によれば、ティックトックやメッセージアプリの「微信(ウィーチャット)」などはデータを直接、中国共産党に送信しており、そうしたデータの中には顔認識のパターンや住居や電話番号、友人関係などの情報が含まれている可能性がある。
米紙ニューヨーク・タイムズによれば、米マイクロソフトがティックトックの買収について協議を行っている。
ポンペオ長官は、ティックトックの買収によって「中国の監視」を排除できるかという問いには直接答えなかった。