米アップル、4~6月期は売上高36%増 iPhone好調

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米アップルの4~6月期の売上高は、前年同期比36%増の814億ドルだった/Angela Weiss/AFP/Getty Images

米アップルの4~6月期の売上高は、前年同期比36%増の814億ドルだった/Angela Weiss/AFP/Getty Images

ニューヨーク(CNN Business) 米アップルが27日発表した2021年4~6月期決算は、売上高が前年同期比36%増の814億ドル(約8兆9400億円)だった。4~6月期としては過去最高を記録したほか、市場予測を80億ドル近く上回った。主力商品のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の売り上げが前年同期比で約50%増の396億ドルと好調だった。

アップルにとって4~6月期は停滞する時期であることが多いほか、一部の専門家は、昨年の同時期に新型コロナウイルス感染症の流行によってパソコンの「Mac(マック)」やタブレット端末の「iPad(アイパッド)」に対する需要が押し上げられたことから、今年の4~6月期に厳しい事態に直面するのではないかとの懸念を示していた。世界的な半導体不足がアップル製品の売り上げ減少につながるかもしれないとの見方も出ていた。

しかし、今回の決算からは、新型コロナウイルスをめぐる状況が世界の多くの地域で改善がみられるなか、アップルは依然として堅調だということが示された。製品部門別でみても、それぞれ2桁の売り上げ増加を見せた。

アップルは4~6月期、刷新した「iMac」や新しい「iPad Pro」を発表していた。いずれの機種もアップル独自のプロセッサー「M1」を搭載している。新しいiMacのデザインについては一部で批判の声も出ていたが、アップルのクック最高経営責任者(CEO)は、新製品のおかげもありMac部門の売り上げは4~6月期としては過去最高を記録したと明らかにした。

アップルにとって近年重要度が増しているサービス部門の売り上げも約175億ドルと堅調だった。

7~9月期については、4~6月期よりも成長が鈍化するとの見通しを示した。外国為替の影響やサプライチェーン(供給網)の制限によりiPhoneやiPadに影響が出るためとしている。

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