米インテル、新CEOにタン氏 経営再建目指す
ニューヨーク(CNN) 米半導体大手インテルは12日、最高経営責任者(CEO)にリップブー・タン氏を起用すると発表した。インテルはかつては半導体業界の盟主だったが、ここ数年は競合他社に後れを取っており、経営の再建を図っている。
タン氏はIT業界での投資経験も長く、ケイデンス・デザイン・システムズで長年にわたりCEOを務めるなどした。タン氏は昨年インテルのCEOを退いたパット・ゲルシンガー氏の後任となる。
インテルによれば、タン氏のCEO就任は今月18日の予定。
タン氏はインテルの経営を引き継ぐにあたって大きな課題も引き受けることになる。インテルはモバイルコンピューティングと人工知能(AI)技術の変革の両方で大きく後れを取っており、クアルコムやエヌビディアといった競合他社の後塵(こうじん)を拝している。インテルの将来が不透明なことから、ここ数カ月は買収の臆測も出ていた。