イスラエル訪問前に知っておくべき10のこと
8.自然や文化を堪能できる遊歩道
ヨルダン川西岸は遊歩道が豊富で、その多くは「自然」がテーマだが、中にはビルゼイトのスーフィー・トレイルのように文化を堪能できる道もある。
中でもおすすめはナブルス、ベツレヘム、ヘブロンの3都市の間を2週間かけて歩くアブラハム・パスだ。道中、ホームステイ先やゲストハウスが沢山あるので、1日に歩く距離を短くして、じっくり散策することも可能だ。
9.イスラエルの訪問はパレスチナの訪問でもある
主権国家としてのイスラエルが誕生したのは1948年のことだ。イスラエルはまず、アラブの近隣諸国との最初の戦争の後、エルサレム西部を併合した。
1948年の建国当時、旧市街を含むエルサレム東部、ヨルダン川西岸地区、ガザ地区、ゴラン高原はまだイスラエルの領土ではなかったが、1967年の第3次中東戦争(六日間戦争)中にこれら4カ所を支配下に収め、以後イスラエルの支配が続いている。
しかし国際社会では、イスラエルによる東エルサレム、ヨルダン川西岸地区、ガザ地区の占拠は不法占拠と考えられている。
これらの地域は、パレスチナ人の文化やアラビア語が最も浸透しており、仮にイスラエルの隣にパレスチナ国家が誕生すれば、ヨルダン川西岸やガザ地区がその国家の中心となる可能性が高い。
10.一見取っ付きにくいが、心は暖かいイスラエル人
生粋のイスラエル人は自らを「サブラ」と呼ぶ。サブラとは、固い皮に包まれているが中身は甘いサボテンの果実だ。
言い得て妙だ。イスラエル人は社交礼儀をさほど重視せず、店やレストランの対応がぶっきらぼうなこともあるが、とげだらけの皮をむくと、中には暖かさや優しさが詰まっている。
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寄稿者であるアンソニー・ボーデインは世界的人気を誇るシェフで、ベストセラー作家。同氏がホストを務める番組「アンソニー・ボーデイン世界紀行(Parts Unknown)」は今年度のエミー賞で2部門を受賞した。同番組は、CNNjで毎週金曜午後11時、日曜午前10時に放送中。シーズン2では、コペンハーゲン、シチリア、南アフリカの他、東京(10月25日放送)も訪れる。