アブダビ沖の「芸術と文化の島」構想 2020年完成へ
コテージタイプの住宅は125万ドルから、寝室7室の邸宅は750万ドル。
開発を手掛けるアブダビ観光開発投資会社(TDIC)によれば、セントレジス・ホテル併設のコテージやアパートはすでに完売した。完成済みの別の区画も9割が埋まっている。この島で不動産を買う人の80%以上が、投資のためというより、自分が住むことを前提としているという。
子育て世代にアピールするため、教育機関も誘致する。英国の名門クランレー寄宿学校や米ニューヨーク大学のキャンパスが開設される予定だ。
工事現場で働く作業員の待遇が人権擁護団体から「搾取(さくしゅ)」と非難されたこともあるが、TDICは「改善が必要な部分はすぐに改善するというのがわれわれの立場だ」と強調している。