イタリアが他国に勝る10のこと
3.ののしり言葉
それがイタリア語かそれ以外の言語かに関わらず、イタリア人のアクセントは、どんな「ののしり言葉」も楽器の演奏に変えてしまう。
イタリア人の「ののしり」は、リズミカルで歯切れがよく、音節がつながって聞こえる場合はまるでなめらかなオペラのようだ。ののしり合いは一種のパフォーマンスアートになっている。
使われる言葉は地域によっても異なるが、どの言葉もドラマチックで、怒りがこもっており、それでいてコミカルに聞こえる。彼らの迫力に衝撃や威圧を感じることもあるが、その見事な言い回しで相手を陶酔させることもある。
4.ビーチ
7400キロに及ぶ海岸線を誇るイタリアは、欧州でビーチの数が最も多く、海洋公園も27カ所ある。夏の最高気温も、フランスやポルトガルでは25度前後なのに対し、イタリアは多くの場所で30度近くと暖かい。
ビーチの種類も目がくらむような白い砂浜や、砂利や芝の海岸など様々で選択に困るほどだ。また248のビーチが、きれいな海水と美しい砂浜が評価されて環境認証「ブルーフラッグ」を取得している。
5.政権交代
イタリアでは政権が目まぐるしく変わる。
第2次世界大戦以降に63の政権が誕生したが、そのうち5年の任期を全うした政権はわずか1つだ。
小規模政党が分立している状況もあいまって、政権の平均存続期間は1年をわずかに上回る程度となっている。