心ゆくまで癒やされて――世界の厳選スパ10カ所
ランチョ・ラ・プエルタのスパ(テカテ、メキシコ)
クチュマ山のふもとに位置する1940年創業のランチョ・ラ・プエルタのスパは、北米最も歴史のあるスパで、今でも北米で最高のスパの1つだ。
このスパの成功は、創業者であるデボラ・セーケイ氏の情熱とビジョンによるところが大きい。93歳にしてエネルギッシュなセーケイ氏自身が、このスパの効果の「生きた宣伝」と言える。
このスパでは、酸素フェイシャルのような最先端のトリートメントではなく、アロマテラピーマッサージやハーブパックなどの伝統的なトリートメントを行う。
他にカイロプラクティック、クラニオセイクラル・セラピー(頭蓋仙骨療法)、鍼治療、瞑想(めいそう)のクラスもある。
ザ・チェディ・アンデルマットのスパ(アンデルマット、スイス)
業界ではまだ「新顔」のこのスパは、優雅でモダンな雰囲気、必要最小限の装飾、高い天井が特徴だ。
施設内には、10室のトリートメントルームや、約30メートルのガラス屋根の屋内プールの他、フィンランドサウナ、小型の冷水プール、塩蒸し風呂を備えた最先端のハイドロセラピー(水治療)ゾーンがある。
このスパでは、解毒効果のあるジャスミンと真珠をたっぷり使ったアメジスト・ラップにリンパ系を刺激すると言われる小さな水晶を使ったフェースマッサージを組み合わせたトリートメントなど、アジアからヒントを得た各種トリートメントが受けられる。
トリートメントを受けながら、床から天井まである窓から眺めるアルプスの景色は最高だ。