地下100メートルの北朝鮮――女性写真家が見た「世界で最も謎めいた地下鉄」
次に気付いたのは、ホームの至る所に設置されている新聞のスタンドです。スタンドの周りには人々が集まって新聞を読んでいます。
これは私にとって大変興味深い経験でした。香港のような国際都市では広告の多さに圧倒されますが、平壌ではプロパガンダの多さに圧倒されます。
地下鉄の写真を撮っている時に何か制約はありましたか。
大抵、電車内や駅での写真撮影許可は問題なく取れました。ツアーガイドが常に同行しましたが、駅のホームでは自由に歩き回ることができました。
ただ地下鉄に関しては2、3駅ほどの区間しか乗車が許されず、また特定の駅でしか降りられませんでした。
唯一禁止されたのはトンネル内からの写真撮影です。理由は分かりません。