中国で進む「トイレ革命」 文化の壁が課題

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四川省重慶市にあるカメラ型の公衆トイレ

四川省重慶市にあるカメラ型の公衆トイレ

トップの栄冠を獲得した麗江古城では、個室さえなかったトイレが消臭機能や人感センサーを備え、観葉植物を飾った快適なトイレに生まれ変わっている。

トイレの普及促進に取り組む非営利組織(NPO)「世界トイレ機関」の設立者で「ミスター・トイレ」の異名を取るジャック・シム氏は、「中国は豊かな自然や文化、歴史を持つ美しい国だが、これまで清潔なトイレがないために旅行先として売り込むことができなかった。ツアーで訪れた外国人が不潔なトイレに驚いて帰り、旅行社に苦情を言うケースが絶えないからだ」と話す。

中国政府は観光地だけでなく、都市や遠隔地の農村など全国のトイレ事情を改善したいと意欲を示している。

しかし、世界トイレ機関で中国のプロジェクトを統括するバイ・リン氏は、まず住民の考え方を変える必要があると話す。

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