航空機搭乗客の50人に1人、機内で「運命の出会い」? 英銀調査
(CNN) 航空機搭乗客の50人に1人は機内で生涯愛する人に巡り会っている――。英金融大手HSBCがこのほど、そんな可能性を示唆する調査結果を発表した。
調査では141カ国の2150人を対象に聞き取りを行い、機内で「これは」という人に出会う可能性について尋ねた。さらに香港やアラブ首長国連邦(UAE)、米国、英国の6000人あまりに対しては、飛行中の習慣についても聞いた。
ジェット機時代の到来で空の旅がグローバル化した当初、航空各社はポスターで空の旅の魅力を盛んに宣伝するようになった。1960年代のポスターでは、空の旅はロマンチックだという考えが広められていた。
ただし今日では、航空機で日常的に移動する人の増加に伴い、格安航空を選ぶ機会が増えている。空の旅の優雅さは薄れつつあり、大半の人は航空機で愛を探そうとは思わない。
しかしHSBCの調査では、搭乗客の半数以上が機内で初めて会った人と会話していることが判明。恋愛関係の他にも、7人に1人は長続きする友情を、16%はビジネス上の新たな人脈を手にしていることが分かった。
ただ、約48%は他の客が靴を脱ぐとイライラすると回答、65%は客室乗務員に無礼な態度を取る旅客がいると不快になると答えた。過度の飲酒についても46%が不満の種に挙げた。