欧州への旅行、手頃な都市のランキング 1位はリトアニア首都
(CNN) 欧州の各都市へ旅行する場合にかかる費用を比べた新たなランキングがこのほど発表された。週末の旅を最も安く楽しめる都市はバルト3国のひとつ、リトアニアの首都ビリニュスという結果が出た。
英国の郵便局運営や金融サービスを担うポスト・オフィス社が毎年、欧州の各都市についてコーヒー1杯の値段やその都市を代表する美術館の入館料、大人2人が中級ランクのホテルに2泊する場合の宿泊料などを調べて比較している。
今年のトップ、ビリニュスは美しい中世の街並みやバロック建築、現代的なストリートアートで知られる街。空港から市街地までの交通費は1.75ポンド(約260円)、宿泊料は2晩で70ポンド(約1万280円)。週末の合計費用は147.35ポンド(約2万1630円)だった。
反対に最も高かったのがアイスランドの首都レイキャビクで、合計費用は462.61ポンド(約6万7910円)となっている。
2位のベオグラード(セルビア)では地ビールが1本わずか1.89ポンドで楽しめる。
ベスト10の顔ぶれは東欧諸国が目立ち、3位にワルシャワ(ポーランド)、5位にブカレスト(ルーマニア)、8位にブラチスラバ(スロバキア)、9位にモスクワ(ロシア)、10位にプラハ(チェコ)が入った。
4位はイスタンブール(トルコ)、6位はポルト(ポルトガル)、7位はリガ(ラトビア)だった。
食費が最も安いのは2年連続でギリシャ。合計費用は全体に昨年より安くなっていて、特に35位のベネチア(イタリア)はこの1年で23%も下がったという。