フラミンゴの卵を守れ 機内で孵卵器が故障、乗員の機転で命つなぐ
「ポータブル孵卵器が故障して5時間、フラミンゴの卵は生き延びられない状況だった」とウッドランドパーク動物園は説明する。「機転をきかせてくれたおかげで大切な卵を無事に運ぶことができ、心から感謝している」
メイさんの行動と乗客の手助けのおかげで卵は6個とも助かり、翌月、無事に孵化(ふか)してチリ―フラミンゴの元気なヒナが誕生した。同動物園でフラミンゴが孵化したのは2016年以来だった。
ヒナは専門の飼育員が餌を与えながら育て、毎日散歩に連れ出して運動させているという。
とっさのひらめきで卵を救ったメイさんは、動物園から招かれて昨年11月、誕生したフラミンゴと再会を果たした。動物園の申し出で、オスの1羽はメイさんが自分の孫娘にちなみ「サニー」と命名した。