米紙タイム、2025年に訪れるべき場所100選発表 日本からは「ニンテンドーミュージアム」
英スコットランドでは閉鎖しているウイスキー蒸溜所の再開が進められている。特にアイラ島の「ポートエレン蒸溜所」は、閉鎖から40年以上を経て昨年再開したことで注目を集めている。
フランス・パリでは修復作業を終えた「ノートルダム大聖堂」が取り上げられている。タイムは、19年の火災を受け、プール付きの屋上やガラスの尖塔(せんとう)などさまざまな再建案が提案されたものの、24年の終わりに再開された大聖堂は、恭しく、本来に忠実な姿で蘇ったと評している。
日本からは、京都府宇治市の「ニンテンドーミュージアム」が選ばれた。昨年10月に開業したニンテンドーミュージアムは任天堂の工場用地に建設された同社初の資料館。タイムは、任天堂ファンでなくても楽しめるが、子どものころに「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」や「ゲームボーイ」にかじりついていた人は夢中になるだろうと述べている。
そのほかにもデンマーク南ユトランド地方にできたリゾート「タイニー・シーサイド」や、アフリカ南部ナミビアの「ナミブランド自然保護区」、アフリカ東部ルワンダのムサンゼでアフリカ大陸の食を堪能できる「キュリナリー・イノベーション・ビレッジ」が取り上げられている。

ナミブランド自然保護区の日の出の光景/Andia/Universal Images Group/Getty Images
また、1960~70年代にヒッピーたちから旅の経由地として人気だったパキスタンは、近年ハイキングの目的地として再び注目を集めているという。「ナングマバレー」は同国版のヨセミテと称され、観光客の少ない穴場となっている。