米ジョージア州で原子炉が自動停止 健康被害なし
アトランタ(CNN) 米電力大手サザンは22日、米ジョージア州ウェーンズバロ近郊にあるボーグル原子力発電所の原子炉が20日にブレーカーの故障で自動停止したと発表した。付近の住民に健康、安全上の心配はないという。
サザンの原子力部門、サザン・ニュークリアの広報によると、すでに故障したブレーカーは交換済みで、さらに故障の原因となった可能性のあるすべての部品を交換したという。交換が完了次第、原子の稼働を再開するとしているが、再稼働の時期は明らかにしなかった。
今回の原子炉の停止は、東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故後、米国の原子力産業に厳しい視線が注がれる中で起こった。
米原子力規制委員会(NRC)は3月23日、米国内にある原子力発電所の安全性の再評価を行うことを決定。NRCは数日以内に最初の報告書を提出し、さらに9月までに改革案に関する最終報告書をまとめるとしている。