米大統領選討論会迫る ロムニー氏は逆転の足がかり得られるか

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オバマ陣営はロムニー氏を米国の一般市民からかけ離れた人物だと描こうとしているが、ロムニー氏はこれに対処しつつ、討論会でも全力を尽くす必要がある。

共和党のベテランの選挙対策スタッフは匿名で、「大統領選も終盤になり、そうした見方を変えさせる最後にして最大の機会となるかもしれない」と指摘する。

保守派のライター、アン・コールター氏は、討論会が重要な理由として、「フィルターのかかっていない」ロムニー氏を有権者が目にすることになるからだと指摘。投票先を決めていない有権者の気持ちを大きく変化させることにつながるかもしれない。

ロムニー陣営や選挙参謀、専門家らは、討論会で、オバマ大統領の実績を直接攻撃する機会が得られるとも指摘する。

CNNが入手したメモによれば、ロムニー氏の上級キャンペーン顧問のベス・マイヤーズ氏は「これまでの選挙活動を見ると、オバマ大統領がその雄弁さと討論の経験をロムニー候補への個人攻撃に絞り込んでくることは明らかだ。オバマ大統領が自身の実績について語らない、あるいは語れないのであれば、ロムニー候補について語ることになる」と指摘。「我々の読みどおり、オバマ大統領が後ろ向きなら、大統領は今後4年間に追求するビジョンや政策について米国民に知らしめる機会を失うことになる。こちらはその機会を逃さない」

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