米副大統領候補者のテレビ討論会始まる
(CNN) 11月の米大統領選に向けた副大統領候補のテレビ討論が現地時間の11日夜、ケンタッキー州ダンビルで始まった。民主党のジョー・バイデン副大統領(69)と、共和党の副大統領候補ポール・ライアン下院議員(42)が1度きりの対決に挑む。
これに先立つ大統領候補の討論会は、精彩を欠いたオバマ大統領が共和党のロムニー氏に圧倒される展開となった。この形勢をバイデン副大統領が立て直せるかどうかに注目が集まっている。
討論会はまず、在リビア米領事館が9月11日に襲撃された事件から、外交問題をめぐる論議に発展。バイデン氏は、イラク戦争の終結や国際テロ組織指導者オサマ・ビンラディン容疑者の殺害などを挙げ、オバマ大統領の外交政策を評価。「もうこれ以上戦争は必要ない」と強調した。
これに対してライアン氏は、領事館襲撃事件に対するオバマ政権の対応を批判するなどして応酬している。