激戦州オハイオ、ここが勝負の鍵を握るわけ 米大統領選
CNNの調査では、オハイオ州での支持率はオバマ大統領が50%、ロムニー氏が46%となっている。CNNのジョン・キング記者は「オハイオは非常に重要な州だ。オバマ大統領がわずかにリードしているが、ロムニー陣営からすれば並んでいるというところだろう」と指摘する。
批評家によれば、ロムニー氏はオハイオ州で勝利を収める必要がある。大統領選で勝つには過半数となる270人以上の代議員を獲得しなくてはならないが、オハイオ州を落としてロムニー氏が過半数を押えることは不可能とみられているからだ。
ロムニー陣営はまた、共和党の支持層が多いインディアナ、ノースカロライナ、バージニアの3州も重要視している。この3州とオハイオ州での勝利が、ロムニー氏にとっては必要不可欠となりそうだ。
一方、オバマ大統領は、ウィスコンシン、アイオワ、オハイオの3州を獲得することで再選を引き寄せることができそうだ。オバマ氏は前回2008年の大統領選では、共和党の大統領候補だったマケイン氏に52%対47%の得票で勝利している。
世論調査によれば、女性からの支持率はオバマ大統領が10%ポイント以上、ロムニー氏を引き離している。一方、男性からの支持率はわずかにロムニー氏が上だ。
かつてはオバマ大統領が10%ポイント以上のリードを誇っていたものの、1回目のテレビ討論会後にロムニー氏が差を縮めつつある。