ビンラディン容疑者に致命傷与えたのは「違う人物」 米隊員が雑誌記事に異論
主張が分かれるのは、そこから先の詳細についてだ。エスクワイアの記事では、Shooterが寝室に立っていたビンラディン容疑者の額を2発撃ったとされた。一方、新たなインタビューによれば、最上階の部屋のドアから頭を出してのぞいていた同容疑者を、偵察役の隊員が撃った。
この隊員は続いて室内に入り、そこにいた2人の女性をわきに抱え込んだ。女性らが着衣に仕掛けた爆弾で自爆する危険を想定し、命懸けでその衝撃を受け止めるためだったとみられる。続いて到着した2人の隊員が、床に倒れていた同容疑者の胸にとどめの銃撃を加えたという。この内容は、ビソネット元隊員の著書の記述とも一致する。
CNNとのインタビューで語った隊員は、エスクワイアの記事には矛盾があると主張。寝室内に立っていたビンラディン容疑者の手の届く場所に銃があったとされるが、現場検証によれば銃は入り口の上の高い棚に置いてあったこと、Shooterは同容疑者の額を撃ったと語ったが、実際には殺害後の写真撮影のために顔面は撃たないとの申し合わせがあったことを指摘した。さらに、Shooterは後日、酒場で殺害作戦での活躍を自慢していたためにチームから追放されたと述べた。
一方、実際に同容疑者に致命傷を負わせたとみられる偵察役の隊員が真相を明かすことは決してないだろうと、チームのメンバーらは口をそろえる。