米国同時多発テロの機体破片か NYで発見
ニューヨーク(CNN) 2001年9月11日に発生した米国同時多発テロで、ワールド・トレード・センターに突っ込んだ2機の航空機のうちの1機の機体の一部と見られる破片が24日、グラウンドゼロ(ワールド・トレード・センター跡地)近くにある2軒のビルの間から発見された。ニューヨーク市警が26日に明らかにした。
この破片は長さ約1.5メートル、幅約1メートル、奥行き約50センチの大きさで、飛行機の着陸装置と見られる。警察によると、破片からはボーイングの識別番号がはっきりと読み取れるという。
発見場所は、グラウンドゼロからわずか数ブロックの場所で、建設をめぐり論議を呼んだイスラム・コミュニティ・センターが入るビル「51パーク・プレイス」と別の建物の間のわずか50センチほどの狭いスペースだ。捜査員らは現在、ロープを使って故意に置かれた可能性も含め、破片がその場所に至った経緯を調べている。
同時多発テロ以降、ロウアーマンハッタンと呼ばれるマンハッタン南端部では、これまでも多くの残骸や遺体が発見されている。