米3女性監禁、容疑者は「怪物」 兄弟にインタビュー

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被害者の1人、ジーナ・デヘスースさんの帰還を喜ぶ家族

被害者の1人、ジーナ・デヘスースさんの帰還を喜ぶ家族

兄弟3人は別々の監房に入れられた。刑務官に自分の容疑を尋ねたペドロ氏は「誘拐」と書いた紙片を渡され、「私が誘拐?だれを?」と自問した。

オニール氏が監房にいると、トイレに行くアリエル容疑者が前を通り、同氏に「もう会えないな」と声をかけた。同容疑者はまた、取り調べに向かうオニール氏に「おまえは何も知らないのに申し訳ない」と謝ったという。

取調室で「この女性たちを知っているか」と写真を見せられ、その名前を聞いたオニール氏は言葉を失った。町で見かける尋ね人広告の名前と同じだったからだ。女性たちはアリエル容疑者宅に監禁されていたと聞き、「とにかく信じられなかった。それまでまったく気付かなかったから」と振り返る。

ペドロ氏はたまにアリエル容疑者の家を訪ねることがあった。この10年間ずっと、キッチンから先はカーテンで仕切られ、そこから奥には入れてもらえなかった。常にラジオかテレビがついていて、ほかの物音は聞こえなかったという。

同容疑者は「変わり者」だったと、両氏とも口をそろえる。何週間か姿を見せないこともあり、母親が心配するのでオニール氏が「どうしている」とメールを送ると、「元気だ」と返事が来た。

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