米化学工場で爆発、70人超死傷 住民に屋内退避呼びかけ
(CNN) 米ルイジアナ州の化学工場で13日に爆発と火災が発生し、少なくとも1人が死亡した。当局は有毒ガスが発生する恐れがあるとして、半径約3.2キロ以内の住民らに対し、外出しないよう呼びかけている。
当局によると、死亡したのは29歳の男性で、ほかに少なくとも75人が負傷した。負傷者が搬送された病院によれば、3人が重体、1人が重傷を負っているという。爆発が起きた当時、工場内には約600人がいた。
CNN系列局のWAFBが従業員から提供を受けたという映像には、工場から火柱が噴き上がり、従業員が逃げる様子が映っている。
この工場はエチレンとプロピレンを製造していたといい、消防と危険物処理専門班が爆発の原因などを調べている。火災は同日中に鎮火または鎮圧された。
米国ではテキサス州でも4月に肥料工場で爆発があり、15人が死亡、周辺の住宅などに大きな被害が出ていた。