旅客機に結核発症者、乗客に感染の可能性も? 米
一方、アリゾナ州の衛生当局は、乗客が結核に感染した可能性は極めて低く、治療は勧告していないと説明、「言ってみれば、結核に感染する不安よりも、インフルエンザに感染する不安の方がずっと大きい」と話している。
USエアウェイズの広報によると、同便はフェニックスを経由してロサンゼルスに向かう予定だったが、オースティンを出発後に疾病対策センター(CDC)から運輸安全局(TSA)を通じて同航空に連絡が入ったという。
CDCの広報は1日、男性乗客が感染性疾患だったことが確認されたわけではないと述べ、「たとえ感染性の結核だったとしても、飛行時間が短かったため、ほかの乗客が感染した危険はほとんどない」と強調した。
デビッドソンさんは別の乗客から聞いた話として、男性乗客は出発前も出発後も始終顔をぬぐい続けるなど、具合が悪そうな様子だったと話している。