白血病の少女死去、1万人のクリスマスキャロルに送られ
(CNN) 米ペンシルベニア州でクリスマスキャロルの聖歌隊1万人が集まって最後の願いをかなえた少女が25日未明、白血病のため息を引き取った。8歳だった。
レイニー・ブラウンさんのフェイスブックには、「私たちの小さな天使は、天国でピンク色に輝く天使の羽をもらいました」「自宅のベッドで家族や友人みんなに囲まれて、午前3時10分、息を引き取りました」との告知が掲載された。
CNN系列局のWFMZはレイニーさんについて、「周りの人たち、そして世界中の心を動かした」と伝えた。
レイニーさんは7カ月前に急性骨髄性白血病と診断され、12月半ばには余命わずかと宣告されて病院から自宅に戻っていた。音楽とダンスとクリスマスキャロルが大好きで、歌手テイラー・スウィフトさんの大ファンの少女。しかしクリスマスまでもちそうにないと医師に告げられ、最後にスウィフトさんに会って、クリスマスキャロルの合唱を聞きたいと願った。
スウィフトさんとの会話はレイニーさんの誕生日の20日、ビデオ電話を通じて実現。翌21日には最後の願いをかなえようと、自宅前に1万人が集まり、クリスマスキャロルの歌声を届けていた。
レイニーさんの死を告げる投稿には数千人の反響があった。コメントを寄せた1人は「平和と幸福に包まれて主と共にいるレイニーさんのために泣くことはしません」「嘆きは彼女のいない世界に生きなければならない私たちのためのものです」と書き込んだ。