靴のかかとで恋人刺殺の女に有罪 米
(CNN) 米南部テキサス州の陪審は10日までに、かかと部分が長く細くとがった靴で恋人だった男性の大学教授を刺殺した女に有罪評決を下した。地元のCNN系列局によると、被告は25回以上も刺し続けていたという。
事件は昨年6月、2人のアパートで起きたもので、被告には最大で終身刑の判決が下される可能性がある。
CNN系列局KPRCによると、被告の弁護士は検察側は犯行の動機を明示することが出来ず、被告は家庭内暴力の犠牲者だったと弁論。検察は、被告は殺害を正当防衛の結果とでっち上げたと主張していた。
KPRCは法廷文書を基に、警官がアパートに到着した際、被告は血が付いた衣類や手のままドアを開けたと報道。被害者の頭のそばには「スティレット」と呼ばれるかかとが細くて長い靴があり、男性は廊下に仰向けの状態で倒れていたとも伝えた。
被告はマッサージ治療士として働いていたという。
2人は一緒にアパートに引っ越していた。被告は取り調べに、男性がつかみかかってきてもみ合いになったと供述していた。
男性は同州ヒューストン大学の細胞研究センターの教授だった。