NY州、医療用マリフアナを合法化 米23州目
(CNN) 米ニューヨーク州のクオモ知事は7日、医療用マリフアナの処方を認める法案に署名し、成立させた。
同法では、医師が深刻な疾患の患者に対して喫煙できない形態のマリフアナを処方できると定めた。対象となる疾患は前もって州が定め、柔軟な運用を認める。法案は6月に同州議会の上下両院を通過していた。
クオモ知事は7日の記者会見で、「マリフアナが人々の助けになるのは間違いない。医学の進歩があるのなら、それをニューヨーカーに届けたい」と語った。
州議会議長によれば、住民を対象にした意識調査でも、医療用マリフアナは「圧倒的な支持」を得ているという。
制度の悪用に対しては刑事罰を定めるとともに、公衆安全上のリスクについて警察や衛生当局に勧告された場合は知事が制度の中止を宣言できる仕組みも盛り込んだ。
米国で医療用マリフアナが合法化されるのはニューヨークで23州目。隣接するコネティカットやバーモント、ニュージャージーなどの各州でも既に合法化されている。