ハワイに2つのハリケーンが接近 当局が警戒強める
イゼルの接近に備えて、ハワイ島やマウイ島の学校は7日を休校にする。地元の小売店では客が殺到し、飲料水などを買いだめする様子が見られた。店の従業員はCNNの系列局KGMBに「米や水、トイレットペーパーがたくさん売れた」と語った。オアフ島ホノルルのガソリンスタンドでは給油待ちの行列もできた。
一部の航空会社では、ハリケーンの直撃が予想される7日以降の便について、予約の変更手続きを無料で行う対応を始めた。
ハワイ島の建設業者クリス・オーウェンさんは、「サーファーは嵐が来ると大喜びしているが、それ以外の住民はパニックだ」「島にそびえる大きな山々が守ってくれるという人も多いが、24時間もしたらこの考えは間違いだと分かるはずだ」と語った。
一方で、嵐が来るのを楽観的に見ている人もいる。ハワイ島でサーフボードの店を営むスコット・マレーさんは、被害を心配するよりいい波が来ることを楽しみにしている住民も多いと語った。