警察の人種差別を認定、白人警官は訴追せず 米司法省
また、ファーガソン警察の警官は頻繁に不当な家宅捜索を行ったり、市民を不当に拘束したり、召喚状発行の数を競ったりしていたとも語った。
報告書によれば、警察や裁判所は市の財政のためにマイナーな交通違反などを取り締まったり、アフリカ系米国人ばかりを狙って違反切符を切ったり、歩行者の交通ルール無視を取り締まったりしていたとされる。
また、市の職員の間で交わされていた電子メールに人種差別的な内容があったにもかかわらず、職員や警官が処罰された形跡も、誰かがたしなめようとした形跡もなかった。
メールの中にはオバマ大統領をチンパンジーと描写したり、ミシェル夫人を馬鹿にする内容のものもあったという。
司法省は今後の対策として、警官の偏見解消に向けた研修や地域社会との交流を深めることなど、26項目の改善案を提言している。