米軍、生きた炭疽菌を誤送付 国内施設や韓国にも
国防総省の報道官は、韓国の烏山空軍基地にも問題のサンプルが送られていたことを明らかにした。「感染の兆候が出ている兵員はいない。サンプルは適切な手順に従って破棄された」としている。
炭疽菌は送付する前に、定められた手順に従って不活性化されることになっていた。問題のサンプルを受け取った可能性のある軍や政府機関、民間の研究所などは、炭疽菌の在庫確認を急いでいる。
米疾病対策センターも国防総省と連携して調査に乗り出し、現時点で一般に危険が及ぶ可能性はないとの見方を示した。国防総省の広報によれば、現時点で健康被害などの報告も寄せられていないという。