米副大統領がロ大統領を批判、ウクライナに武器供与検討も
「プーチン氏を困らせるつもりはないし、体制を変えようとしているわけでもない。われわれはロシア国内の環境の根本的な変化も望んでいるわけでもない。彼が理性的に行動することを望んでいるだけだ」とバイデン氏は述べた。
27日現在、ロシア軍は同国北西部で軍事演習を行っている。同時に欧州諸国も北極海で同様の演習を開始した。
オバマ米大統領は26日、ホワイトハウスで北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長と会談。ロシアが欧州において「さらに攻撃的な構えを示している」と述べた。
オバマ大統領はこれまで殺傷力のある武器の供与を拒んできた。複数の米当局者は、武器の供与はウクライナ危機を米ロ間の代理戦争に拡大させる恐れがあるとして、金銭的な支援の方が望ましいとの見方を示していた。米政府は27日にウクライナに1800万ドルの追加の人道支援を行うと発表した。