52%がブッシュ前大統領を好感、評価逆転 米世論調査
今回調査では大統領の在任時と同様、民主党支持者、リベラル派、非白人や35歳以下の層が同氏を否定的にとらえる構図に大きな変化は見られなかった。民主党支持者の70%、リベラル派の68%などが好ましくないとした。
ただ、このグループでも前大統領の退任以降、前向きな評価に転じる比率が増えていた。09年2月に実施された調査で否定的な見方を下していたのは、民主党支持者で85%、リベラル派では90%だった。
好ましいとする意見が拡大した背景には、前大統領の政界からの引退以降の期間が長くなるほど、肯定的な評価が増えるという過去にも見られた現象が作用しているとみられる。この傾向は前大統領の父親であるジョージ・H・W・ブッシュ、カーター両元大統領の場合も確認されていた。
今回調査は5月29~31日の間、全米で無作為に選んだ成人1025人を対象に電話で実施した。