ブルームバーグ前NY市長、無所属での出馬を「真剣に」検討 米大統領選
これに先立ち、ブルームバーグ氏に近い筋はCNNに、同氏は共和党で実業家のドナルド・トランプ氏またはテッド・クルーズ上院議員、民主党でバーニー・サンダース上院議員がそれぞれ候補者指名を獲得する情勢ならば、出馬を真剣に検討するだろうと話していた。
CNNが情報筋から得た情報によると、同氏は先月、自身が無所属で出馬した場合にトランプ氏や民主党のクリントン前国務長官と競り合える可能性を探るため、世論調査を依頼していた。同情報筋は調査の結果を明らかにしていない。
共和党の候補者指名レースに参加しているジョン・ケーシック・オハイオ州知事は23日、CNNとのインタビューで、ブルームバーグ氏が出馬する可能性について「議論の活発化につながる」と歓迎する姿勢を示した。
同じく共和党から名乗りを上げているランド・ポール上院議員は記者会見で、ブルームバーグ氏が長年、銃規制を支持してきたことを指摘。同氏が出馬すれば銃規制強化を主張する民主党支持者の票が割れることになり、「共和党にとって有利になるかもしれない」との見方を示した。
ブルームバーグ氏はもともと民主党員だったが、2001年のニューヨーク市長選では共和党候補として当選。その後無所属に転じ、09年に3期目の当選を果たした。大統領選に無所属として出馬する可能性は、過去にも浮上したことがある。